タダラフィルと心臓病の薬との併用

タダラフィルは、ED治療薬に含まれている有効成分の一種です。この成分を配合しているED治療薬は、性行為の直前に口から飲むだけで、男性の性器の血管を収縮させているPDE5とよばれる酵素のはたらきを封じ込める力があるため、性器の血管が拡張して血液の流れがスムーズになり、持続力をアップさせることができるのです。
EDの症状というのは、女性に対する抵抗感といった心理的な要因や、うつ病などの精神疾患がもとになって起きることもあれば、運動不足や脂分の摂り過ぎによる動脈硬化など、身体的な異常がもとになって起きることもあります。タダラフィルという成分には、このどちらの場合であっても適用できるだけの効果が認められており、しかも他のED治療薬の成分と比較すると、かなりの長時間にわたって効果を発揮するということもわかっています。そのため、たとえば週末の夜に1錠飲むだけで、土曜日、日曜日をパートナーと満ち足りた時間を過ごすといったことも可能になるのです。
ただし、タダラフィルのように身体に大きな影響を与える物質には、副作用がともなうおそれもないわけではありません。特に、心臓病の一種である狭心症や心不全などの治療薬として、ニトロなどの硝酸剤を処方されている人がこのタダラフィルを含む医薬品を使用する場合は注意する必要があります。硝酸剤との併用は、血圧を急激に低下させて、意識を失ってしまうようなことにもつながりかねません。
危険性があるために併用すべきでないとされている医薬品のことは併用禁忌薬とよばれていますが、心臓病の治療薬のほか、他にも血栓症の治療薬などいくつかのものが挙げられていますので、医師の指示にしたがって、正しい服用に努めるべきものといえます。